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久々に過去のブログ等を見ていて、そういえばこんなのもあったなぁと感慨深くなり更新。
前回からかなり間が空いているから殆ど読者いないかも(ºωº)
異動やら色々あってかなり成長しますた。
ということで今は再び漢字熱が沸騰中でござる
あれからクイズにハマって冷めて、天文学にハマって冷めて、数学にハマって冷めて、再び漢字に至るっと
みんはやとかいうアプリに、自由に作問出題できる部屋が追加され、そこで漢字熱再発
漢検一級取得から10年以上経つので、だいぶ忘れてたので、とりあえず今は今の試験難易度に合格できるレベルにまであげるのを目指してます。
一度植物漢字を完全マスターしようと、三省堂難読漢字辞典から植物だけ抜き出して「ア」から順番にあらゆる書き方を覚えようとしたけど、「オ」で挫折。
アジサイだけでも「紫陽花」「紫繍毬」「紫繍鞠」「紫陽草」「八仙花」「瑪理花」「天麻裏」だけの書き方があってなかなか大変。
辞書見ずに記憶だけで書いたので間違ってたらスマソ
ということでもうほぼ読者いないと思うけど、コラム的に漢検一級の音読みの厄介者について少し紹介して、今日は夜勤明けなのでくたばります
漢検一級の音読みは基本的に書取りより難解なものが出題されるが、読み方がトリッキーなものが多いのが厄介というだけではない。
音読みが1つに決まっている漢字ちゃんはまだ良心的な漢字ちゃんで、訓読みでもそうだが、中には複数通りの読み方をするものも。
例えば「圜丘」は「えんきゅう」、「圜繞」は「かんじょう」
「圜」は「丸い」という意味のときは「えん」と読み、「取り囲む」という意味のときは「かん」と読む。
コイツは「円」と「環」に通ずるものがあるので、まだ分かりやすいが、熟語の正確な意味を理解していないと読み分けるのは難しい。
実は一級に限った話ではなく準一級でも「漏洩」「洩洩」はそれぞれ「ろうせつ」「えいえい」と読む。
「漏れる」という意味は「せつ」と読み、「のびる」という意味では「えい」と読む。
これは「排泄」の「泄」をイメージすると分かりやすいが、「漏洩」については百姓読みが勝って今は「ろうえい」という読みも認められている。
ここまで間違いが広まって「ろうえい」でも可というふうになれば良いが、一級の熟語はほぼ使われることはないため、百姓読みも生まれない。
そうすると字義による読み分けの必要が出てくる。
更に難解な例としては「畬田」の読み分けも厄介。
もう1つの熟語は?と言われそうだが、コイツはコイツだけで読み分けを迫ってくる。
というのも、「新しい」の意味だと「よ」、「焼畑」の意味だと「しゃ」と読む。
つまり、「新たに開墾した田」という意味の「畬田」は「よでん」と読み、「雑草を焼き払った田」という意味の「畬田」は「しゃでん」と読むことになる。
これだけでもえげつないことをしやがる厄介者であるが、次に紹介するのはその最上級といっても過言ではない読み分け漢字。
漢字こそ簡単なものの、まずは「洒然」を読んでもらいたい。
「酒」と間違えて「しゅぜん」と読んだなら論外。
「お洒落」から類推してまずは「しゃぜん」の読みを導けたらスタートライン。
実はコイツ、「しゃぜん」「さいぜん」「せんぜん」「そんぜん」と、四重人格の漢字。
上は漢検漢字辞典アプリ版のスクリーンショットだが、意味が1〜4まであり、それぞれに対応する音読みがあることが分かる。
つまり、「しゃぜん」とは「心がサッパリして蟠りがないさま」
「さいぜん」とは「水が注ぐさま」
「せんぜん」とは「慎むさま」
「そんぜん」とは「驚くさま」
しかも「注ぐ」という意味では「さい」とも「せい」とも読むらしく、そこら辺まで行くともはや訳が分からない。
ということで、音読みが厄介という紹介だけでこれにて。
超久々の更新なので、どれだけ読んだ人がいるか知らないけど、もしいたらコメント宜しく(ºωº)