単位と漢字の規則性
あけおめことよろ。
12月はほぼ休みがとれなくてね。
いやはや大変だった。
さて今年はどんな1年になるかな。
自分のことは自分で決める派なので、お御籤だとか神頼みはしてないけど。
さて、新年早々頭を使って景気付けでもしようか。←景気付けの時点で神頼み
単位と聞いたらSI単位系を思い浮かべるのが普通だろう。
ヤード・ポンド法は少し複雑で、全然覚えていない。
さて、このSI接頭辞と接尾辞からなっているのは今更言うまでもなかろう。
接尾辞は、主に
・メートル(m)
・グラム(g)
・リットル(L)
などで、これに接頭辞を付けて単位が幾つも出来上がる。
この時点で漢字の話に繋がるかもと予測した人はかなり洞察力が高いね。
さてここからは接頭辞。
これは無駄なものも結構多いが、一応全部載せてしまおう。
・ヨタ(Y)・・・1024
・ゼタ(Z)・・・1021
・エクサ(E)・・・1018
・ペタ(P)・・・1015
・テラ(T)・・・1012
・ギガ(G)・・・109
・メガ(M)・・・106
・キロ(k)・・・103
・ヘクト(h)・・・102
・デカ(da)・・・101
・デシ(d)・・・10-1
・センチ(c)・・・10-2
・ミリ(m)・・・10-3
・マイクロ(μ)・・・10-6
・ナノ(n)・・・10-9
・ピコ(p)・・・10-12
・フェムト(f)・・・10-15
・アト(a)・・・10-18
・ゼプト(z)・・・10-21
・ヨクト(y)・・・10-24
とまぁ一応こんだけあるけど、普通の人はフェムト~ペタくらいまでしか知らないだろう。
意外な盲点でデカも知らない人が多い。
そもそも単位としてあまり実用性はないからね。
さて、接頭辞+接尾辞で単位ができあがり、たとえばkとmを組み合わせれば㎞(キロメートル)ができる。
Ygならばヨタグラム、Mgはマグネシウム・・・ではなくメガグラム。もしかしたらこれ、マグネシウムと間違えないためにt(トン)という単位を作った可能性も・・・。
さて、一応ここからが本題。
漢字って意外と規則的に作られているんでね、特にこと単位に関しては。
この規則性を以てすれば、21個の漢字をすぐに覚えられるんだね。
まず前提として、
・米突(メートル)
・瓦蘭姆(グラム)
・立脱耳(リットル)
の頭文字即ち米、瓦、立がどの接尾辞を指しているかは確実に知っておく必要があるね。
しかしまぁ所詮当て字なので子音から大体推測できるけどね。
実際漢和辞典などには「米」で「メートル」と読ませているのもあるので、頭文字だけ覚えるだけで十分。実際自分もグラムとリットルは3文字では書けない。
さて、接頭辞にもその意味を表す漢字があってね。
例えば1㎞=1000mなので、kは1000という意味を持つ。
つまり漢字だと千。随分安直に見えるけど、このくらい規則的にできるいるのが単位の漢字。
kの千と、mの米を合わせれば、粁。
実際これでキロメートルと読むのだから仕方ない。
こんな感じで、
・千・・・キロ
・百・・・ヘクト
・十・・・デカ
・分・・・デシ
・厘・・・センチ
・毛・・・ミリ
野球の打率を考えれば分とか厘は容易に考えられる。
一応、一十百千万億・・・と続くように、
一分厘毛糸忽・・・と下にも続いている。
残念ながら漢字であるのは千~毛の6種で、これと接尾辞の3種を合わせてできるのが18字。米、立、瓦単体の単位と合わせて21字が一気に覚えられたね。
この他少し規則的ではなくなるけど、
粆(マイクロメートル)なんてのもある。
ちなみにメートルがあるならと思って今回調べたらやっぱあるんだね。
竗・・・マイクロリットル
ということでマイクロまで漢字はあったみたい。
本来なら米偏に微だけど、これは美しくないから却下したのかな。
何にせよ、もはやPCでも表示できるか怪しいレベルの漢字になってきたのでこれ以下はないだろう。
一応マイクロはμ(ミューで変換)だが、あまり理数系が得意でない人のブログを見たりするとuと書いてあったりする。接頭辞で唯一ギリシア文字だけど、遉にuと見間違えるのはどうかと・・・。
後はkとKと大文字で書いたりする人もいるけど、間違い。
それから成人の殆どに当てはまるのだが、Lをlと書く人。
まぁ昔はlだったから、強ち間違いだと言い張るのも良くないが。
一応自分は職場でもLと書くように努めている。
とまぁたかが単位と雖も、色んなことを学べる要素を含んでいるんだね。
学問の年とすべく、一発目の記事は単位をチョイスしたんだが、如何だっただろうか。